ロサンゼルスを拠点とするデザイナーRoman Pellegrinoによるアトリエブランド〈Roman Pell〉が、2026 AWコレクションをパリで発表した。

2024年に設立以来、「タイムレスなエレガンス」を追求する〈Roman Pell〉が今季にフォーカスしたのは、原材料が衣服へと姿を変えていくプロセスだ。

厳選されたカシミアやウール、シルク、レザーといったイタリア産の天然素材の表面には洗い、柔軟加工、ダメージ加工、ハンドブラッシング、シワ加工、コーティングなど多岐にわたる二次加工が施された。このようにあえて手作業の痕跡として残されたデザインは、職人たちの確かなクラフトマンシップを可視化させている。

生産の拠点は、イタリアの職人技術の聖地として知られるヴェネト州。この地での専門アトリエおよびミル(織物工場)との強固なネットワークのもと、熟練した手仕事と正確な技術、思慮深い仕上げによって、素材の品質と仕立ての完成度を高い次元で両立させている。

モッシーグリーンやアースブラウンといった自然界の色彩に、深いブラックやチャコールを配したカラーパレットはレイヤードを前提として設計。リラックスしたデイリーウェアから端正なテーラリング、イブニングウェアまでが地続きとなったコレクションは、時を経て美しく経年変化していくことを約束する。


Roman Pell – 2026AW