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カナダのアートパンク・コレクティブ Crack Cloud。名門〈Jagjaguwar〉へ移籍。
3rdアルバム『Red Mile』を7/26にリリース。収録曲「Blue Kite」を先行公開。

カナダのアートパンク・コレクティブ、Crack Cloudがこの度USのレーベル〈Jagjaguwar〉への移籍を発表し、3rdアルバム『Red Mile』を7月26日にリリースすることを発表。アルバムから収録曲「Blue Kite」を先行で公開した。

苦痛からの解放と生々しさを歌った『Pain Olympics』(2020)。光を求めて動き出したバンド姿を落とし込んだ『Tough Baby』(2022)を経て、バンドは新たなフェーズへと入った。『Red Mile』はバンドのしなやかなで流動的なコレクティブとしての側面、そしてコラボレーション力が発揮されたアルバムになっている。今作はカリフォルニア州ジョシュア・ツリー郊外とアルバータ州カルガリーでレコーディングされた。見知らぬ新しい土地、そして見慣れたカルガリーの２箇所で制作された今作は、結果として新しさと懐かしさの混在する巧妙な作品となった。

初期の作品に苛烈な衝動を与えていた怒りは消え去り、ソウルフルだが容赦のない内省に取って代わられている。収録される8曲は、肉体的、精神的な障害、混沌から抜け出すための経験、奇妙な新しい希望への適応、そしてグループ自身の神話との和解をテーマとする。歌詞は鋭く、しかし慈悲深い。曲は自意識的でメタ的なステートメントであり、パンクや音楽で生きる人生への讃歌とも捉えられる。Crack Cloudは常にその周囲や世界に対して批評的である一方、究極のところ赦しを秘めた寛容さがある。そのことは最も彼ら自身が理解しており、だからこそ、その点において『Red Mile』は“ロック”のレコードであると言えるだろう。

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