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ロンドンの8人組音楽集団caroline。3年ぶりの新曲「Total euphoria」をMVと共に公開。

ロンドンの8人組音楽集団carolineが3年ぶりの新曲「Total euphoria」をミュージック・ビデオと共に公開した。
2022年に注目すべきアーティストとしてNMEを筆頭に海外メディアで多く名前が挙がる中、同年に〈Rough Trade Records〉からリリースされたセルフ・タイトルのデビュー・アルバムによりその名を世界に轟かせた音楽集団による本作のMVは、アメリカはアリゾナ州フェニックス出身のミュージシャン兼ディレクターであり、Injury Reserve(現在はBy Storm)のメンバーとしての活動でも知られているParker Coreyが監督を務めた。
この曲の最初のバージョンは、2020年に((Mike、Casper、Jasperの)3人で演奏したもので、僕たちがファースト・アルバムを制作していた時に書かれたものなんだ。「Natural death」の後半部分のギターと似たスタイルで、不規則だったり、シンコペーションが混ざっていたりするんだけど、もっとワイルドで雑な演奏で、所々でロックのブロークン・ビートが炸裂するような感じだった。この曲は、当時僕たちが書いていた曲やレコーディングしていた曲とはどうも合わなかった。でもこの曲には、後で掘り下げてみたいと感じる何かが潜んでいた。最終的には20分間続けて演奏するのに気持ちのいい曲となった。この曲は当時の僕たちとしては異例とも言えるほど一貫して”うるさく”、全力で演奏している感じが特に気持ちよかった。また、全員が同時に3つの異なるリズムを演奏することで、どこまでも循環しているような感じがあった。Jasperがメインのコードを担当し、歌うのにぴったりの素晴らしいトップラインをたくさん書いてくれた。そして、残りのバンド・メンバーと他のパートをすべて合わせ、曲の構成を固めていった。JasperとMagdaがユニゾンで歌うスタイルも、とてもいい響きになることに気づき、彼らはさらにヴォーカルとハーモニーを書き加えた。- caroline
エモ、アパラチアン・フォークからミニマル・ミュージックにまで渡る様々なルーツと“即興”というキーワードをもとに、作品を創り出してきた8人組はどこまで到達するのか。音楽の未来とも呼べるcarolineに注目だ。
■ Release Information
ARTIST:caroline
TITLE:「Total euphoria」
LABEL:Rough Trade Records
