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〈KIKO KOSTADINOV〉が2025SSウィメンズコレクションを発表した。

今シーズンは、シャープな制服仕立ての飛行士やメタリックなバスケット編みとハードシェルの戦士、そして軽快で風通しがよく、服が常に動き回る放浪者というキャラクター提案を通じて、現実と想像の世界を駆け巡る女性像を表現した。放浪者、飛行士という設定は〈KIKO KOSTADINOV〉が人々がどのように土地を移動し、見知らぬ土地で自分自身を見つけるかについて考えていることに起因している。

これらのテーマのもと、フライトスーツやパイロットの制服のような航空学的な引用は、ロゴバッジの付いたスーツや帽子にインスピレーションを与え、日本製のニットで作られたアメリカンフットボールを連想させるサーマルはノスタルジックな形に仕上げられ、歴史が旅する様を表す。カシミアとコットンのチュニックはショートパンツと合わせ、コットンのメタリックニットはスタンププリントが施された。

自分の歴史を思い出し、旅を通じて収集した外国の歴史と関わるというコレクター精神が、〈Levi’s〉との2度目のコラボレーションとなるスタンププリントされたデニムにもインスピレーションを与え、このモチーフはスカーフドレスやレザーアクセサリー、チャームや航海の遺物で覆われたバッグにも踏襲された。

ジュエリーは、メタルカフスや宝石を散りばめたラリエットなど折衷的な雰囲気を醸し出している。〈KIKO KOSTADINOV〉が得意とするシューズでは、最近バレエ・コアのキーアイテムとして熱を帯びているバレエブーツ、バックル付きバレエローファー、モトクロスブーツなど歩きやすくダイナミックな新しい靴のスタイルが提案された。


COLLECTION DESIGN AND DIRECTION: Laura and Deanna Fanning
STYLIST: Imruh Asha at Art Partner
HAIR: Olivier Schawalder at Art + Commerce
MAKE-UP: Siddhartha Simone at Streeters
CASTING: Henry Thomas at Bryant Artists
MUSIC DIRECTION: Bill Kouligas
PRODUCTION: Experiential/H
PRESS: A.l. / Gia Kuan Consulting / MATT.
DEDICATED TO: Diana De Maio