歴史が培ってきた様々なファッションデザインを収集し、編集、提案してきた「LAILA」が手がけるオンラインミュージアム「LA MUSEUM」がフィジカルエキシビション『LA MUSEUM SHIBUYA』を開催する。

今回の展示では、現在オンラインで開催しているセカンドエキシビション『1950s – 2010s Part 2 History of Modern Fashion  Design』から約50体をフィジカルな空間にて披露。

Vivienne WestwoodやMalcolm McLarenなど、ロンドンで誕生したパンクスタイルや三宅一生、髙田賢三、川久保玲、山本耀司といった日本人デザイナー、Martin Margielaをはじめとするアントワープが生んだファッションデザインの数々がキュレーションされる。さらに、ミニマリズムを追求したHelmut Lang、オートクチュールでも華々しいクリエーションを魅せたJohn GallianoやAlexander McQueenの作品も数多く展示される。

コレクションの展示以外にも、フォトグラファー青木正一が1989年10月19日にパリで撮影した〈Maison Martin Margiela〉の1990年春夏コレクションのランウェイや会場周辺のドキュメンタリー写真をスライドショー形式で会場内にて上映。このコレクションの中から、ランウェイとほぼ同様のスタイリングのまま合計7ルックが披露される。

これだけではなく、2006年にパリの美術館「グラン・パレ」で開催された展覧会『La Force de LʼArt – Grand Palais 2006』にて発表され た、〈Maison Martin Margiela〉による215枚にも及ぶ写真インスタレーション作品が日本で初めて展示される。この作品は2006年の展覧会以降、一度も日の目を見たことのない、Margiela自身による貴重なアート作品だ。  

時代とファッションを定義づけてきたデザイナーたちの貴重なコレクションや、滅多に見られない写真の数々。
過去と未来、衣服とアート、アーカイブと記憶が交差する貴重な場になるに違いない。


会期:2025年6月14日(土)~29日(日)  
時間:12:00~19:00  
会場:LA MUSEUM SHIBUYA特設スペース  
住所:東京都渋谷区2-12-24 東建・長井ビルB1F  
入場料:無料  

※来場前にLA MUSEUMアプリをダウンロードし、スマートフォン上の同画面を入場時に提示