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〈LEMAIRE〉が2024年11月8日(金)に「LEMAIRE EBISU」をオープンした。
隣接する庭とともに1960年代に個人の邸宅として建てられた家屋は改装され、170平米の空間で渋谷、恵比寿の静かな街並みに根を下ろす。この日本家屋は昨年のパリとソウル店に続き3店舗目となる〈LEMAIRE〉の家となり、急速に変化する時代を背景に、訪れる人々が一息つきながら〈LEMAIRE〉のビジョンの深層を探求することができる静謐な空間として構想された。

「私たちは、コレクションと家庭的な温もりが息づく雰囲気との自然な結びつきを浮き彫りにするためにこの家を選びました。」 – Christophe Lemaire

「私たちの作品は、日常生活のために作られ、調和の取れた家のように、守られるべきシェルターとしての象徴としてデザインされています。」 – Sarah-Linh Tran

「LEMAIRE EBISUは、独自のおもてなしの感覚を伝えることを意図しているため、訪れる人々にまるで自宅にいるかのような感覚を与えるでしょう。」 – Laetitia Mergui

アーティスティックディレクターであるChristophe LemaireとSarah-Linh Tran、CEOのLaetitia Merguiがこのように述べた、町に根付いた二階建ての家屋は、その土地の技術を重んじている。壁は伝統的な日本の漆喰、竹製の「すだれ」や障子が配置され、これらの日本特有の素材はLEMAIREのシグネチャーである什器と調和を保ちながら共存している。例えばリビングルームにはフロイドのアイコニックなソファが再現され、3枚のヴィンテージのキリムラグ、手織りの綿入りパネル、2階のフロアーにはアバカマットが敷かれた。また、ヨーロッパのデザイナーによる作品も、それぞれ〈LEMAIRE〉の空間をつなぐ多様な影響をほのめかす。

さらに、この家は〈LEMAIRE〉のコミュニティが集う、文化的な交差点としても構想され、展覧会やコンサート、クリエイティブな実験が行われる場所としてさらなる交流の場となることを目指す。「Out of museum」との長年のコラボレーションは継続され、オーナーである小林 眞氏の選りすぐりの民芸品、アート作品の数々が展示されている。

また、オープニングでは、作曲家Kali Maloneによってキュレーションされたプレイリストや、〈LEMAIRE〉のアーティスティックディレクターが選んだ女性アーティストに関する出版物のセレクションは、「twelvebooks」より集められ、それらをここ「LEMAIRE EBISU」で体験することが可能となった。

世界でも少ない〈LEMAIRE〉の世界観を体験として楽しめる、この「LEMAIRE EBISU」に是非とも足を運んでいただきたい。


PHOTO :NILS EDSTROM, YURIKA KONO

OPENING DAY : 2024. 11 .8(FRI)
ADDRESS : 東京都渋谷区恵比寿3-21-1
OPENING HOURS : 11:00-19:00