スペインとオランダで育ち、現在ロンドンを拠点とするプロデューサーでシンガーソングライターのLiza Loが、待望のデビュー・アルバム『Familiar』の詳細を発表した。これまでに6曲のデジタル・シングルを発表してきた彼女だが、今回のアルバムはおなじみのプロデューサー、Jon Kelly(Kate Bush/Paul McCartney)と彼女のバンドと共にDamon Albarnの「Studio 13」にて制作された。

このアルバムについて、Lizaは次のように語っている。「『Familiar』というタイトルは、私が聴いて育ったレコードたちに立ち返るという要素、音楽を親しみやすく感じさせるレコーディングの方法、そして私の師匠でありこのアルバムの共同プロデューサーでもあるJonが得意とするものに、私の創作プロセスを近づける方法を反映しているの。また、この言葉は私が語る物語、家族の親密さ、私の人生におけるロマンチックな愛の物語、そして生きていく上で避けられない喪失感や、それにどう対処するかということとも結びつけたいと思ったの。友人を失ったり、自分自身や他人と連絡が取れなくなったり、恋に落ちることの素晴らしさなど、私たちが人生で繰り返し遭遇する感情よ」。

アルバムの発表を記念してLizaは、「Catch The Door」と題したニュー・シングルも発表。このメランコリックなトラックは、RadioheadやBig Thiefの影響を感じる、周期的なフィンガー・ピッキングとピアノ・ラインの上に、切ないヴォーカルが重ねられている。
このシングルについてLizaは、「人生には葛藤がつきもので、時にはその解決策を見つけられるのは一人だけということもある。この曲は、そういったことのメタファーとして書かれたのよ」 と語っている。