匿名のクリエイター達によって2016年に設立された、 東京発のファッションブランド&プロジェクト〈PERVERZE〉が、新レーベル〈DISTRESS PERVERZE〉をローンチした。

〈DISTRESS PERVERZE〉は、“経年変化をデザインへと昇華させる”という思想を起点に、「不完全の美」をテーマに掲げた新ライン。時間の経過や偶然が生み出す質感や表情に着目し、それらを意図的に取り入れることで、着る人それぞれのストーリーに呼応するウェアを提案する。

クラフトワークによる一点一点異なる仕上がり、繊細なダメージ表現、そして〈PERVERZE〉ならではのひねりの効いたアティチュード。これらの要素が交錯することで、退色、ほつれ、ダメージといった現象を“欠陥”ではなく“個性”として肯定する、新しい価値観を打ち出している。

「過去と未来をつなぐ、進化するヴィンテージ」をコンセプトに掲げる同レーベルは、衣服のあり方そのものに問いを投げかけるような存在になりそうだ。