| Interview

Sugar House

鋭利なパンク精神とUSインディーのDNAを再解釈する東京の4人組、Sugar House。洗練、繊細さ、荒さを追求したデビューEP「Surface」から彼らの活動を紐解く。

– MVについてお聞きします。先日「Blind」のビデオが公開されましたが、あの映像には何かコンセプトがあったのでしょうか。

Kobayashi:メンバー同士色々リファレンスを出し合って、白黒で撮りたいねって話をしていました。構成自体は監督さんにお任せをし、僕らは色合いや雰囲気などの部分を説明する形で進めました。

– 撮影地はどこだったのでしょうか。

Kobayashi:埼玉にある廃工場ですね。刑事ドラマの撮影にも使っているみたいで。

Aoki:爆発まではOKって言われたみたいです(笑)

Makiyama:爆発の使い道はなかったですけどね(笑)

– 友達や知り合いに恵まれた −

– ファッションに関して言えば、先日はDroptokyoでもフィーチャーされていましたね。その経緯はどのようなものだったのですか。

Aoki:前に特集された時は美容師の友達の紹介でした。今回は中野道さんが僕たちを推薦してくれたこともあって特集されることになりました。

Uchida:友達や知り合いに恵まれているなと思います。自分たちだけではできないので、周りの人に感謝したいです。

– ファッション以外のカルチャーで何か影響を受けているものはありますか?

Kobayashi:音楽に興味を持ち始めたのと同時に映画にもハマりました。17〜18才頃だったと思います。90年代の映画とかを見てファッションを学んだりしたので、映画の影響は大きいですね。

– 最も影響を受けた作品はありますか?

Kobayashi:『バッド・チューニング』ですね。

Makiyama:僕も映画の影響は大きかったと思います。あとは、付き合っていた彼女が好きだったものに影響されたりっていうのもありました。「彼女が好きだからこういう服を着てみよう」とか「同じ映画を自分も見てみよう」みたいな(笑)。その流れで映画を自分でも見るようになって、『トレインスポッティング』に出会いました。

−この先どうなるんだろうという期待感が大きい −

– 皆さんはどのタイミングで楽器を始めたり、曲の制作をするようになったのでしょうか?

Kobayashi:初めてギターに触れたのが中学3年の時の文化祭でバンドをやった時で、5つ上の兄から教えてもらいました。そこからしばらく触らない時期があり、再び始めたんですがコードは最低限のものが分かる程度でした。曲は最初からオリジナルで作っていました。それからGarage Bandで宅録をするようになりました。

– 今もデモはGarage Bandで作っているのですか?

Kobayashi:初めはGarage Bandでしたが16~17歳くらいからはずっとロジックを使っています。

– とても現代的な作り方ですね。

Makiyama:僕は中学まで野球をやっていたんですが、反抗期のタイミングで友達にドラムを教えてもらう機会があり、スピッツやレミオロメンを叩いているうちに音楽をやりたいなと思いました。高校では軽音楽部に入り週1くらいでダラダラやっていて、最初はベースだったんですけどどうしても弦が押さえられなくて。どうせ楽器をやるなら上手くなれるものが良いなと思いドラムにしました。

– その時は将来バンドをやろうと思っていたのですか。以前のインタビューではバンドの誘いを断ったと言ってましたが..。

Makiyama:もともと農業普及員になりたくて大学に入りました。大学3年生くらいの時に響くんと会ってバンドを始める話が来て、とりあえず遊びでスタジオ行ってみようという話になって今に至った感じです。

Uchida:そうそう、「とりあえずスタジオ行こうよ」ってね。

Makiyama:曲が作れない分、何か他のことをしようと思って最近はロックを聴くのをやめ、ジャズ、パンク、レゲエ、ブラックミュージックを取り入れてどんどん進化したいなと思っています。

Aoki:地元がRenと同じで、高校から頻繁に遊ぶようになってギターの初心者キットで練習していたんですが、大学受験の時期に触らなくなりました。大学入学後にRenとバンドを始めようみたいな話を少しするようになりました。大学を3年で辞めたときに本格的にバンドをやろうと決め、初めてベースを触りました。

Uchida:僕は高3までサッカーしかしてこなくて、音楽は好きだったんですが周りに音楽の話を共有する人はいませんでした。高校卒業後、美容師の専門学校に通っているときに高円寺の古着屋の店員に「バンド好きなんだし音楽やれば?」と言われ、Yusukeから借りたギターで始めました。なので、早い段階で楽器に触れてきたみんなが羨ましかったです。

– コロナ禍で活動が制限されている中、音楽活動を続けている意義はありますか。

Makiyama:辞める理由がないので続けていますね。この先どうなるんだろうという期待感は大きいです。

– いい感じの名言が出ましたね(笑)

Kobayashi:(辞めることを)考えたことないかもね。

Makiyama:もう僕たち友達だもんね。バンド辞めたとしても会うこと辞めますかって…ならないじゃん(笑)集まれるなら集まりたいしね。

– 今後の予定や目標があれば教えてください。

Kobayashi:まずは大阪と東京で行われるEPのリリースツアーですね。

Makiyama:良いライブしたいよね。

– ライブは緊張しますか。

Makiyama:めちゃめちゃしますね(笑)緊張しまくって変になることもあります(笑)ライブ前にいきなり円陣組みだしたり(笑)

Kobayashi:一回しかやったことないから(笑)私生活であまり緊張することはないですしね。

Uchida:そういうのが逆に新鮮というか。それもありがたいです。

– 最後に読者へのメッセージをお願いします。

Kobayashi:EPが出たので聴いてくれたら嬉しいです。MVも観てくれたら。ライブにも是非お越しください。


■ Release Information

ARTIST:Sugar House
TITLE:『Surface』
RELEASE DATE:2021. 11. 12
LABEL:WAREHOUSE TRACKS


■ Live Information

「Surface」 Sugar House 1st EP Release Tour

12.17(FRI)
@Club STOMP(大阪)
open:18:30  start:19:00
Act:Sugar House,aryy
チケット代2,500円(税込)

12.19(SUN)
@Shimokitazawa SPREAD(Tokyo)
open:18:00 start:18:30
Act:Sugar House,S.F.Johnson and more…
DJ:CEMETERY,softycent
チケット代2,500円(税込)

<チケット受付>
sugarhouse.bandjapan@gmail.com
東京、大阪共に上記メールアドレスに住所、氏名、電話番号、枚数を明記の上お申し込みをお願いします。


■ Biography

Sugar House

Sugar House(シュガーハウス) 2019年結成、Ren Kobayashi(Gt,Vo) 、Hibiki Uchida(Gt)、Yusuke Aoki(Ba)、Ryosuke Makiyama(Dr) の 4 ピースバンド。メンバー全員が 20 代前半でありながら、初期の DIIV や Beach Fossils などの 2010 年代 US インディー、また Ride や The Jesus and Mary Chain のような 80 年代シューゲイザーサウンドを彷彿させる音を鳴らす。2021 年の 4 月にサウンドプロダクションに DYGL の Kohei Kamoto を迎え、REC&MIX に米津裕次郎が担当した初のスタジオ録音音源である『Normal04/Dry』をリリース。以降、ライブオファーが急増し、現在は東京の下北沢を中心に精力的にライブ活動を行なっている。また、ファッションメディア “Droptokyo” に出演するなど音楽業界のみならずファッション業界からも注目を集めている。